『北海道でブレイクしそうなお土産とは?』お土産事情トークイベント開催

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2019年2月25日(月)、ノルベサ1階の北海道くらし百貨店内にあるアウトドアダイニング ミールラウンジ ノルベサ店で、北海道の土産店店主が北海道のお土産事情を語るトークイベント「北海道でブレイクしそうなお土産とは?」が和気あいあいとした雰囲気の中、開催されました。

釧路・札幌・小樽のお土産店店主が、お土産店視点で語る

このイベントは、北海道くらし百貨店と株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)によるもの。

北海道には石屋製菓の白い恋人など、定番のお土産だけでなく、知る人ぞ知るお土産がたくさんあります。

それで、北海道のいいものを知り尽くした北海道各地のお土産店の店主を呼んで、これからブレイクしそうな逸品、各店舗の売れ筋や現場で感じるお客さんの声、ここだけの話など、お土産店視点で北海道の名産品や観光を紐解くという趣旨でイベントが行われました。

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モデレーターを務めた株式会社ロフトワークは、旭川・釧路・余市のお土産品のパッケージをリデザインするプロジェクト「HOKKAIDO TO GO PROJECT」を展開しています。

イベントでは、このプロジェクトの概要が紹介された後、プロジェクト等を通じて関わりを深めた釧路・札幌・小樽のお土産店3店舗の店主を迎え、北海道のお土産事情が語られました。

各店主がおすすめする、あまり知られていない北海道土産品

各店主はまず、あまり知られていない北海道土産品を紹介しました。

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地元札幌から参加した、北海道くらし百貨店の太田紗耶子さんは、生産量日本一の北見産たまねぎを使った「北海道北見たまねぎがたっぷりの濃厚スープ」や、絵本作家そらさんが描いた北海道らしい色合いや景色を商品化した「北海道いろのかわいい文具」、北海道唯一の生豆卸HAYAKAWA COFFEEの「THE HOKKAIDO ROASTED COFFEE」などを紹介。

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小樽の駅なかマート タルシェの敦賀康夫さんが紹介したのは、藤女子大学とコラボした砂糖を使わない焼き菓子「野菜のガレット」、岩内町内の水産加工業者が開発したニシンのオイル漬け「にしんすぱ」、常温で持ち歩ける天日干し味付け数の子「珍味かずのこ(白醤油味)」、うにが多くとれた時代にうにを煮詰めて佃煮にした漁師めし「王様のうに」。

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釧路から来たたんばやの丹葉光宏さんは、漁に使う網を利活用した「釧路漁網たおる漁網美人」、タンチョウをヒントに開発したという、ネタに最適な釧路限定菓子「鶴の鼻くそ」を紹介しました。

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北海道各地には、まだまだ知られていない土産品があるんですね。

土産業界の裏話に切り込む

トークセッションは続いて、土産業界の話に移ります。

観光客が買う商品は変わってきているかについて、小樽の敦賀さんは「中国人はかつて果物を買うことが多かったが、今は地元の人が食べるものを食べたがる」と話し、釧路の丹葉さんも「釧路の海産物は美味しいことが認知されてきている。地場ものに変化しつつある」と同調しました。

どういう土産物が売れるか、どういう土産品が売れそうかについては、「持ち帰れることは重要。レンジでチンできるとか、すぐ食べられるもの、常温だけではなく冷凍ものがうける。“映える”土産物は北海道からも出てきてほしい」と丹葉さん。太田さんは「ドライフルーツなどヘルシーだけど体に優しいものが良い」と話しました。

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土産業界の裏話を!というモデレーターの求めに対しては、意外な苦労話も飛び出しました。

「新千歳空港にそのまま向かうお客さんが多いので、新千歳空港に置いてないものはどれ? 小樽にしかないものはどれ?って聞かれることが多い。間違ったことは言えないので、空港の全店をまわって、扱っている商品を見てくるようにしている」と敦賀さん。

土産業界の今後について、丹葉さんは「流通が成長しているので全国どこでも手に入る。地域に根ざして地域性を出していかなければならないと感じる」。

太田さんは「北海道の文化を作っていきたい。その流れでそのまま北海道に住み着いてくれたらいいなと思っている。そうなれるような商品作りに取り組んでいきたい」と未来の展望を語りました。

アイスブレイクや試食交流会も

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途中、頭と体を使うアイスブレイクの時間も行われました。

隣同士のお客さんと、自己紹介しあい、この一週間で嬉しかったことや新しい体験をシェアしあうというもののほか、体を動かすちょっとしたゲームも。イベント中も会場が笑いとあたたかな雰囲気に包まれました。

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最後は、試食会と交流会。

3店舗の店主がトークセッションの最初に紹介したおすすめ土産品を試食しました。来場者と登壇した人たちの間には交流の輪が生まれていました。

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全体を通じて、北海道の知られざる土産物について知ることができただけではなく、北海道土産裏事情を過去・現在・未来の時間軸で学べたイベントでした。

 

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